『苦しかったときの話をしようか』(著:森岡毅) を読んで現実を見た


"絶望的な状況だったUSJをマーケティングで再興させた!"で有名なマーケター、
森岡剛さんが書いた本
『苦しかったときの話をしようか』


この本、タイトルからして秀逸ですよね。

『苦し"かった"ときの話をしようか』なので、
今は苦しくないということが分かります。
人生山あり谷あり、それを実際に乗り越えた成功者が語る今。

そして、語り口調のこのタイトル。
難解でなさそうで手に取るハードルが低いです。

しかし、タイトルがシンプル故、何が書いてある本なのかは、
ページをめくってみないとわかりません。
精神論のはなし?精神病のはなし?それとも・・・?

実際は、仕事をして生きていく人へのアドバイス、心構えなんかが書いてある本です。

心が弱い人が読むと、感動してしまうような、
著者の強者エピソードがたくさん詰まった一冊でした。

「こんな風には生きていけないけど、
上手に自分の中に取り入れて、自分なりに頑張っていこう!」
そんな気持ちになれる本です。

そしてこの本、なんと、著者が就活前の娘に向けて書いた本なんです。

出版目的でなく書いた本、愛情のこもった本、
「無関係な私たちが読んでしまっていいんですか!?」と思ってしまいました。

読み進めていくと、娘への愛が伝わってきて、
心が温かくなり、じんわり涙が出てくる、そんな極めて珍しい自己啓発本でした(笑)


会社員として生きる人、起業家を目指す人、就活・転職に挑む人、
"外で働いて稼ぐ"人生を送る全ての人におすすめの本です

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