『火のないところに煙は』(著:芦沢央) を読んで、怯えながら部屋の電気をつけた
小説家、芦沢央さんの書いた本
『火のないところに煙は』
怖い~~~~~!
完全に怖かったです!
ホラー苦手なくせに、人気本だからといって手を出しましたが、あまりに怖かったので少し後悔があります(笑)
身近にありそうな怖さでした。
私の周りに起きないか、私の周囲で巻き込まれそうな人がいないか、少し考えてしまいました(笑)
ホラー好きな方や、慣れている方、刺激を求めている方にはピッタリだと思います!
ホラーが苦手な方は、日中に明るい場所で読んでください。
私は夜中寝ている家族の手を握りに行きました(笑)
短編集ではありますが、それぞれ同じ登場人物なので、短編が苦手な方も楽しめます。
とても読みやすい文体で、サクッと読めます。
そして先が気になって読んでしまう・・・。
ホラー苦手でも、次へ次へと読んでしまう、恐ろしい小説でした(笑)
⚠ 以下ネタバレ含みます ⚠
私がこの本を読んで得た教訓は以下の4つ!
・ホンモノっぽい人には近づかない
・異変があったらすぐに逃げる
・変なことに首をつっこまない
・無暗に同情したり、肩を持たない
この教訓を読むだけでも、身近に起きそうなホラーなのだとわかると思います(笑)
意味が分からないことがあったら、向き合わずに逃げたほうがいいですね。
「ホラー的な展開に自分だけは関係ない」、「怪異なんて非科学的だ」と内心思って日々生きている私は、少し背筋が伸びる気持ちでした。
いわくつきの場所とか、占いとか、気を付けたい。
しかし、ダークツーリズムを嗜んでしまっている私は、多くの戦死者のいる地や、毒ガス製造の地など、この言い方はよくないかもしれませんが、負の場所に行くことがままあります。
やめようかな・・・。
怪異というのは、少しづつ科学で解明されている部分もありますが、それでもやはり解明しきれていない部分も多分にありますし、世の中不思議なことであふれているのかも、とも思いますね。
怖い。。
なにかに触れてしまいそうな時に頼りになるのは、自分の直感と、周りからのアドバイス、それのみ!
対抗してはいけない!
気付いたら、気付きかけたらすぐに逃げる!
徹底していきたいです。
あと、カバーと表紙をリンクさせる手法は初めて目にして、「なるほど」とうなってしまいました。
もう本を手にしていることすら嫌になってきたのを覚えています(笑)
相変わらずホラーは苦手ですが、芦沢さんの(ホラー要素少なめの)他の書籍も読んでみたいと思います!
どうやら、続編が出版されているようなので、読むか読まないか迷いつつ、しかしきっと読んでしまうんだろうなぁ。
そんな魅力的な本でした。
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